喪主Aさん…55歳

「葬式も墓もいらない、遺骨は海に散骨してくれ。死亡保険で車を買えばいい…」父は私に負担をかけまいと、ずっとこう言い続けていました。亡くなった時、私は看病疲れで身も心もボロボロでした。父の遺言通りに直葬をし、保険金でずっと欲しかったエコカーを買いました。車に乗るたび父を思い出し、「お父さんありがとう」という気持ちになります。大切なのは亡くなってからも故人を思う気持ちなんだと思います。

喪主Bさん…74歳

母は97歳で大往生でした。母の兄弟は全て他界し、会葬者もほとんどいませんし、私も年金生活者ですから金銭的余裕はありませんでした。直葬にしましたが、スタッフの方の親身な対応で心残りなく見送ることができました。また、佐世保市後期高齢者医療葬祭費より2万円、一般社団法人ライフエンディングサポート佐世保より1万円を支給していただき、本当に助かりました。

喪主Cさん…63歳

主人は公務員でした。現職中なら一般葬をしたと思いますが、子ども達の案で密葬にし、「偲ぶ飲み会」と称して兄弟、親戚、お付き合いのあった友人を招待して本葬の代わりとしました。涙あり笑いありの「偲ぶ会」をお酒が好きで友達を大切にした主人は、たぶんあの世で満足してくれていることと思います。本当に良いお金の使い方だったと思います。

喪主Dさん…82歳

主人は長く施設に入っていたので、ほとんど人付き合いもなく、今さら義理で参列してもらいたいとも思わなかったので、迷わず一日葬にしました。私自身の残りの人生と、残りのお金を大切にしたいと思います。